次代を予観(よみ)とり、発想を進化させる。
Look beyond the next generation and evolve the conception.
SecureImageConverter3は旧バージョンより高速に処理する機能や、認識率を向上させる機能が搭載されており、
帳票認識処理や画像分割・マスキング処理をより効率化することが可能です。
帳票認識やイメージ出力を複数プロセスに分割して並行処理することで、物理コア数が2個以上のCPUなら処理時間を大幅に短縮可能です。
最新のCPUは物理コア数16個以上あり、マルチプロセスとCPU性能の恩恵を受けることで、処理速度を飛躍的に短縮可能です。
帳票認識が完了したアンマッチ画像に対して、別の設定ファイルで帳票認識をかけ直すことができます。このため、元の設定ファイルを変更しなくても追加設定ファイルを作ることでマッチ件数を増やすことができます。
画像ファイルの中からマスターにする画像を探すには手間と時間がかかります。そんな時は帳票自動抽出機能を使って、マスター画像を自動抽出すると手間と時間を省力化できます。
設定ツールで帳票IDを無効に設定すると帳票認識で当該帳票を読み飛ばす機能です。
帳票認識率の検証時など、設定追加や削除が多い場合にとても有効な機能です。
180度逆さま以外に加えて、90度、270度に回転したイメージを帳票認識できるようになりました。
過去の履歴からどのような帳票を処理したとか、認識率の変化を調査するときなど有効です。
帳票認識結果を別システムへ連携させることや、独自システムで認識結果を活用する業務などに有効です。
出力するイメージサイズを一定サイズに伸縮して、画像サイズを統一させることが可能になりました。
イメージによってサイズがばらばら画像は、OCR処理でリジェクトが多くなります。イメージサイズを一定にして項目の座標を合わせることで、OCRの項目認識を向上させる効果があります。他には、イメージ入力時に画像のズレが少なくなり、データ入力しやすくなる効果もあります。
元イメージの画像サイズをマスターの画像サイズに伸縮して、画像サイズを統一させることが可能になりました。
固定座標のOCR処理では、イメージサイズの違いで切り出し位置が変わり正しく認識できない場合があります。イメージサイズを一定にして項目の座標を合わせることで、OCRの項目認識を向上させる効果があります。他には、イメージ入力時に画像のズレが少なくなり、データ入力しやすくなる効果もあります。
機能①は出力イメージ対して機能し、機能②は元イメージに対して機能する違いがあります。
SecureImageConverter3は出力パスに元イメージのパスを付加しますが、業務によっては不要な場合や、特定のフォルダ名だけ付加してほしいなど、実際のお客様の要望から出力パターンを増やしました。
イメージ出力した帳票IDが何件あったか確認することができるので、出力後の件数チェックが容易になります。
分割画像に対して、ファイル名や連番情報を画像として付加することが可能になりました。
データ入力時にファイル名や連番を入力する業務に対応可能です。項目名などを入れることで何の画像か分かりやするする効果もあります。
高速な帳票認識機能が搭載されています。カラー帳票もモノクロ帳票でもどちらでも高速に認識することが可能です。
近似した内容だと誤認識が多くなる帳票もあります。そのような場合は、認識精度の値を変更して、誤認識を少なくすることが可能です。
酷似した帳票は相違部分が少ないため、期待した認識率が出ない場合があります。白抜きマージンでは、似た部分を白く塗りつぶすことによって、相違部分を強調して認識率を向上させる機能です。
認識した結果がひどくズレていた場合に、ズレたパーセンテージによって自動的にアンマッチに置き換える機能です。処理を自動化するときなど、ズレた認識結果をアンマッチにすることができます。
設定ツールで帳票IDに「NOHIT」と指定した設定をしておくと、アンマッチになった画像に対して帳票ID「NOHIT」の設定を適用できます。アンマッチのときは特定のマスキングや切り出しをするときに活用できます。
カラー画像の濃度が濃い場合や、逆に薄いものの認識率が低い場合に、2値化する閾値を変更して帳票認識をリトライすると、認識率を向上させられる可能性があります。
SecureImageConverter1の固定座標で切り出すことも可能です。
スキャニング解像度が混在するような運用では、同じマスターを使うと認識率が上がらない場合があります。このような場合は、解像度別のマスターを登録しておき、環境設定で解像度別の帳票認識設定を行っておくことで、解像度に合わせた帳票認識が可能になります。
帳票認識結果を画面に表示して確認する機能です。誤認識や座標のズレを直したり、欄外記入された部分にマスキング設定を追加することができます。
イメージ出力機能は、さまざまな業務に対応できるように、多彩な設定を用意しています。
イメージ出力したイメージファイルはデフォルトで平文ですが、OmegaCryptで暗号化したイメージファイルを出力することができます。ダイレクトに暗号化ファイルが作成できるので、平文を残したくない運用には最適です。
分割した画像を任意の順番で結合したイメージを作成することが可能です。
入力項目の座標が異なる帳票では、決まった順番に項目を並べかえることで疑似帳票を作ることができます。疑似帳票は項目を探す手間が省けるので、入力効率を向上させることができます。入力仕様の統一も容易になります。
アンマッチ画像も後続処理に連携する場合に、マスキングしてない画像を連携したくない場合があります。このとき、環境設定でアンマッチの全面マスキングを設定しておけば、自動的に全面黒塗りで出力することができます。
イメージ目検で回転させたイメージファイルに対して、元のイメージファイルも同様に回転させることができます。元イメージファイルをデータ入力やOCR処理させるときなどに活用できます。
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