新機能の紹介
NEWPDFファイル表示に対応
PDFファイルの直接表示に対応しました。従来は、あらかじめJPEGファイルやTIFFファイルに変換したり、外部ビュワーで表示する必要がありました。これからはPDFファイルを関連付けして直接表示できるため、余計な変換作業やプログラム作成は必要ありません。
- PDFIMAGE命令はIMAGE命令と完全に互換性があります。
- イメージスクロールや画像フィルタ機能をキーボードから操作することが可能です。
NEWエントリ画面の入力領域を拡張
従来の80桁×21行から画面行数を拡張する機能を追加しました。
モニターサイズに合わせて入力画面を拡張できるため、入力項目数の多い帳票を1画面に収めることも可能です。
- FULLHD(1080p)では最大36行まで拡張可能です。
- 4KQFHD(2160p)では最大75行まで拡張可能です。
- 従来の80桁x21行の入力ジョブも互換があります。
拡張した入力画面(36行)
従来の入力画面(21行)
4KQFHD(2160p)とFULLHD(1080p)画面サイズの比較
4Kはイメージ領域約6倍、入力画面約3.5倍まで広がります。
NEW清書機能で入力順番を変更可能
清書機能を使えば、入力フィールドの入力順番を自由に並び替えることが可能です。
帳票に合わせた入力順番を設定することで、より効率的なデータ入力が可能になります。
- データレイアウトも入力順になるため、リフォーマットは必要はありません。
スクリーンマネージャーで入力順番を指定中の画面
カーソルが止まった順番を入力した画面
NEW住所のあいまい検索
住所検索では町名や特定キーワードを指定した方が検索が早い場合があるため、特定キーワードで住所を絞り込むAIMAISELECT命令を追加しました。
NEWエントリ画面にノーコード開発ツールを追加
入力仕様書やアウトプット仕様書はExcelで作成されている場合が多いため、Excelで項目名や属性情報を指定すると入力ジョブ画面を自動生成する開発支援ツールが追加されました。
- 専用Excelにフィールド名、入力文字タイプ、桁数、出力順番を設定することで、エントリプログラムを高速に自動生成します。
- 操作はExcelなのでスクリーンマネージャーやマクロ言語が分からない方でも簡単にエントリプログラムが作成可能です。
- 本機能を使用する場合は別途Excelが必要になります。
主な機能
01カラーイメージ・高解像度モニタ・マルチディスプレイ対応
- イメージファイルはJPEG形式、TIFF形式、PDFファイルが表示可能です。
- FULLHD、ワイドモニタ、4Kモニタなどの高解像度モニタや、マルチディスプレイにも対応しています。
- 入力項目数の多い申込書や健康診断など、従来だと細かくて入力しにくかった原票が見やすく表示できます。
FullHD(1080op)モニタ+画面拡張例
02入力画面に複数のイメージ切出しや入力枠表示
- イメージは左側、入力画面は右側に表示されます。設定で表示内容を入替可能です。
- イメージ切り出しは最大50か所まで表示可能です。
- イメージの参照位置を表示するカラーフィルタ機能も搭載しています。
イメージ切り出しとイメージフィルタ使用例
03OCR ADDINと組み合わせたOCRデータ修正
OCR ADDIN機能で認識したOCRデータをEM Professionalに取り込み、ベリファイモードで修正したり、パンチコンペアモードで効率化することが可能です。AIOCRの認識結果も取り込み可能です。
04業務に合わせた入力フローと入力モードの組み合わせ
業務に合わせてパンチコンペア(ダブルエントリ)やエントリベリファイを選択することが可能です。
エントリシステムには4つの入力モードがあります。業務に合わせて入力モードを組み合わせます。
- エントリーモード
- ペーパー入力をするときに使用します。
- アップデートモード
- イメージ入力またはデータ確認のときに使用します。
- ベリファイモード
- ペーパー入力またはイメージ入力の入力検証のときに使用します。
- イグザミンモード
- データ確認や目視確認のときに使用します。
入力フロー設定例
- ペーパーエントリーのエントリベリファイ
- イメージエントリーのエントリ、ベリファイ
- OCRデータのベリファイまたは目視修正(アップデート)
05情報セキュリティ対策機能搭載
高いセキュリティを保つために、個人情報保護マネージメントシステム要求事項に対する機能を搭載しています。(JISQ15001:2006ガイドライン準拠)
データファイルとジョブファイルの自動暗号化(AES暗号+OmegaCrypt)
ジョブ作成時やデータ入力中の情報は、リアルタイムに暗号化して保存されます。このため、サーバ上には平文ファイルが存在しません。導入企業様毎に暗号キーが異なるため、暗号データを復号することはできません。安心かつ簡単に高セキュリティな入力環境を実現できます。
暗号化方式は、経済産業省推奨の高度な暗号化に準拠する「AES暗号」に、弊社で独自に開発した「OmegaCrypt暗号」方式を組み合わせているため、通常のAES暗号方式より強力な暗号方式です。
AES暗号方式とはアメリカ合衆国の規格化された暗号方式で鍵長は256ビットを採用しています。
各オペレーションのログの登録、閲覧
- オペレーションのログが自動で記録され、いつでも閲覧可能です。
- ログは専用のログビュワー機能でいつでも閲覧することが可能です。
- ログビュワーはログ参照権限が付与されたオペレータしか起動できないように制限されています。
- 絞込検索、エクスポート、削除、印刷なども簡単に行えます。
パスワードのライフサイクル設定
サイトコントロール機能では、主に技術的安全管理措置の「個人情報へのアクセスにおける識別と認証」に対する機能です。
- パスワードはここで指定した期間を超えるとオペレータへ変更を促します。
- 変更履歴により過去12回以内に使用したパスワードは使用できないよう制限されます。
データファイルは安全なNSA方式で削除します
データファイルは暗号化されて安全ですが、ファイル削除時には米国防総省NSA規格の削除方法を実装しています。
NSAの削除方式は以下の手順でデータの上書きを行ってから削除を行うため、データの復元は非常に困難といわれております。
- NSA方式の削除手順
1回目:乱数で書き込み → 2回目:乱数で書き込み → 3回目:「0」で書き込み → 最後にファイルを削除します。
06さまざまな画面作成機能を搭載
テキストエディタの感覚で入力フィールドを設定でき、フィールド属性はファンクションキーで設定できるので、難しいパラメータ設定画面を覚える必要はありません。
スクリーンマネージャー
- さまざまな入力画面を作成可能です。
- 1画面に入りきらない場合は、ページ機能で複数画面を1レコードに繋げます。
- 入力画面のレコード長は最大32000バイトまで指定可能です。
- EM2013以前で使用していたジョブファイルがそのまま使用可能です(上位互換)
- ASVメーカーを使えば入力画面をさらに簡単に作成できます
バリューチェック
マクロ言語、マクロエディタ
- 複数項目の相関チェックやデータ編集、マスターチェックなどはマクロエディタを使用して制御します。
- インプットプログラムやアウトプットプログラムもマクロで作成します。
07さまざまなANK・漢字コードに対応可能
EM Professionalでは、入力漢字コードにネイティブなコードを設定することができるため、納品先指定の漢字コードで直接入力することが可能です。
- ANKコードはJISコードかEBCDICコードから選択可能です。
- 漢字コードは13種類(JIS、JEF、IBM、シフトJIS、KEIS、JPES-E、S100、SIS、JIS区点、メルコム、東レ、ユーザ定義2種)から選択可能です。
- 納品データのコードで直接入力することで、コード変換などの手間を省くことが可能です。
- 特殊な連想コードを使用する場合は、テーブルエディタ機能で特殊連想コードを定義することで、お客様に合わせた連想コードが使用可能になります。
- UTF8コードの場合は、出力データをUTF8に変換するアプリケーションを別途ご提供いたします。
08漢字入力はIME入力、KIS連想入力から選択可能
漢字入力にはIME入力方式か、KIS連想方式から選択可能です。
- 入力方式はメニューから「ローマ字入力」、「カナ入力」、「KIS連想入力」うを簡単に選択することが可能です。
- キーボードの種類もJISキーボードや029キーボードから選択可能です。
- KIS連想コード以外を使用する場合は、テーブルエディタで特殊な連想コードを定義しなおすことで、お客様に合わせた連想コードをが使用可能です。
09オペレーターの登録変更や権限を設定
ユーザーマネージャーでオペレータIDの追加変更やパスワード変更など簡単に行えます。
- 各機能の権限設定も可能です。
- 最大9999人まで登録可能です。
10イメージ関連付けで画像ファイルと入力データを紐づけ
データ入力するイメージファイルは事前にイメージ関連付け機能でイメージファイル数と同じ空レコードのデータファイルを作成します。
- フォルダ構成やファイル名に制限がないため、そのままの構成で取り込みが可能です。
- レコード挿入やレコード削除を使用しても入力データとイメージがズレることはありません。
- ペーパー入力はイメージ関連付けは不要です。
11リモートデスクトップ接続・マルチユーザー対応
- Windows Serverリモートデスクトップのマルチユーザーに対応してため、シンクラ運用が可能です。
- Windowsリモートデスクトップ接続を使えばテレワーカーや在宅勤務体制も構築可能です。
12仮想OS対応
- VMWareなど仮想OSやVDI環境でも問題なく対応しています。
導入事例
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