01EM Standardを同梱

ペーパーエントリーや従来のバッチ管理を行う場合は、EM Standardモードで作業を行うことも可能です。

02カラーイメージ・高解像度モニタ・マルチディスプレイ対応

• イメージファイルはJPEG形式、TIFF形式、PDFファイルが表示可能です。
• FULLHD、ワイドモニタ、4Kモニタなどの高解像度モニタや、マルチディスプレイにも対応しています。
• 入力項目数の多い申込書や健康診断など、従来だと細かくて入力しにくかった原票が見やすく表示できます。

03入力画面に複数のイメージ切出しや入力枠表示

• イメージは左側、入力画面は右側に表示されます。設定で表示内容を入替可能です。
• イメージ切り出しは最大50か所まで表示可能です。
• イメージの参照位置を表示するカラーフィルタ機能も搭載しています。

04OCR ADDINと組み合わせたOCRデータ修正

OCR ADDIN機能で認識したOCRデータをEM Professionalに取り込み、ベリファイモードで修正したり、パンチコンペアモードで効率化することが可能です。AIOCRの認識結果も取り込み可能です。

06業務に合わせた入力フローと入力モードの組み合わせ

業務に合わせてパンチコンペア（ダブルエントリ）やエントリベリファイを選択することが可能です。

エントリシステムには6つの入力モードがあります。業務に合わせて入力モードを組み合わせます。

エントリーモード

ペーパー入力をするときに使用します。

アップデートモード

イメージ入力またはデータ確認のときに使用します。

ベリファイモード

ペーパー入力またはイメージ入力の入力検証のときに使用します。

イグザミンモード

データ確認や目視確認のときに使用します。

パンチコンペアモード

2名でデータ入力を行うときに使用します。

コンペア修正モード

パンチコンペアで入力したデータを修正するときに使用します。

入力フロー設定例

• ペーパーエントリーのエントリベリファイ
• ペーパーエントリーのパンチコンペア（＋目視確認）
• イメージエントリーのエントリ、ベリファイ
• イメージエントリーのパンチコンペア（＋目視確認）
• OCRデータのベリファイまたは目視修正（アップデート）
• OCRデータとのパンチコンペア

07コンペアの正解データ選択で効率化

パンチコンペア方式では1次エントリーと2次エントリーで相違がある項目に対してコンペア修正を行います。

• 1次と2次で入力した内容から正しいデータを選択し、選択後はリベリファイをして選択データを検証します。
• 入力データの履歴を表示できるため、その場で入力オペレーターを確認できます。

08データファイル自動配信機能

自動配信と入力可能ジョブ一覧は、オペレーターに割り当てられたデータファイルと入力ジョブを自動的に配信する機能です。バッチ票が不要になるため、バッチ表作成やバッチ表受け取りにかかる時間、集計時間を無くします。

自動配信

• 全自動で配信されるため、オペレータはジョブ、データファイル名、入力モードを意識する必要がありません
• 配信順番は業務コントロールで設定します
• 固定業務や長期業務に向いています

入力可能ジョブ一覧

• オペレーターが入力業務を選択する配信方法です
• デイリー業務や管理者が業務量をコントロールする運用に向いています

データファイル指定

• ペーパー運用などバッチ票を意識した運用に向いています
• デイリー業務や自動取得ではコントロールしにくい業務に向いています

09集計機能リアルタイム表示

EM Professionalの集計機能は全てリアルタイムの集計結果を表示できるように開発されています。
リアルタイムに表示できるので、常に最新の入力進捗状況を把握することができます。

進捗表示ビュワー

ロット毎に入力工程の進捗を一覧表示する機能です。

• 集計はリアルタイムで行っているため入力状況とのタイムラグはありません
• 生産性や残時間の推測値も表示します
• 入力状況により背景に色が付くため、視覚的に認識できます

統計情報ビュワー

オペレータの統計情報をリアルタイムに集計する機能です。

• 英字・数字・カナ・記号、ANK文字数、漢字文字数、入力レコード数、入力時間、修正ANK文字数、修正漢字文字数、MISS率をオペレータ別に集計します
• ユーザー単位、グループ別、ジョブ別に集計できます

オペレータランキング

オペレーターの入力成績をランキング形式で表示する機能です。

• オペレータ毎の文字数、入力レコード数、時間あたりのレコード数、エラー数、エラー率、作業時間、時間あたりの文字数をランキング形式で一覧表示する機能です。
• 各カラムを押すとソートできます
• 平均値以下の値は赤で表示します
• CSVファイルに出力可能です

ミス抽出ビュワー

入力データの品質管理を保つ機能としてミス抽出ビュワー機能があります。

• ミス抽出ビュワーで最終工程と各工程の入力データを比較してデータの相違点を抽出します。
• 抽出データから誤入力や仕様ミスなの傾向を発見することも可能です。
• オペレータの指導等に活用することでデータの品質向上や入力業務の効率化に繋げることが可能です。

履歴検索ビュワー

相違データの生成経緯を追跡することができます。本システムはレコードを戻して修正した場合も履歴が残るため、どのような過程を経てデータが生成されたか経緯を追跡できます。

• 工程毎のオペレータとデータが表示されるので、どの工程で誰が誤入力したか調査可能です。
• 当該レコードのイメージも表示できるため、イメージの見え方と合わせて調査可能です。
• 入力履歴は最大99回まで記録されます。

10情報セキュリティ対策機能搭載

高いセキュリティを保つために、個人情報保護マネージメントシステム要求事項に対する機能を搭載しています。（JISQ15001：2006ガイドライン準拠）

データファイルとジョブファイルの自動暗号化（AES暗号＋OmegaCrypt）

ジョブ作成時やデータ入力中の情報は、リアルタイムに暗号化して保存されます。このため、サーバ上には平文ファイルが存在しません。導入企業様毎に暗号キーが異なるため、暗号データを復号することはできません。安心かつ簡単に高セキュリティな入力環境を実現できます。
暗号化方式は、経済産業省推奨の高度な暗号化に準拠する「AES暗号」に、弊社で独自に開発した「OmegaCrypt暗号」方式を組み合わせているため、通常のAES暗号方式より強力な暗号方式です。
AES暗号方式とはアメリカ合衆国の規格化された暗号方式で鍵長は256ビットを採用しています。

各オペレーションのログの登録、閲覧

• オペレーションのログが自動で記録され、いつでも閲覧可能です。
• ログは専用のログビュワー機能でいつでも閲覧することが可能です。
• ログビュワーはログ参照権限が付与されたオペレータしか起動できないように制限されています。
• 絞込検索、エクスポート、削除、印刷なども簡単に行えます。

パスワードのライフサイクル設定

サイトコントロール機能では、主に技術的安全管理措置の「個人情報へのアクセスにおける識別と認証」に対する機能です。

• パスワードはここで指定した期間を超えるとオペレータへ変更を促します。
• 変更履歴により過去12回以内に使用したパスワードは使用できないよう制限されます。

データファイルは安全なNSA方式で削除します

データファイルは暗号化されて安全ですが、ファイル削除時には米国防総省NSA規格の削除方法を実装しています。
NSAの削除方式は以下の手順でデータの上書きを行ってから削除を行うため、データの復元は非常に困難といわれております。

• NSA方式の削除手順
  1回目：乱数で書き込み → 2回目：乱数で書き込み → 3回目：「0」で書き込み → 最後にファイルを削除します。

11さまざまな画面作成機能を搭載

テキストエディタの感覚で入力フィールドを設定でき、フィールド属性はファンクションキーで設定できるので、難しいパラメータ設定画面を覚える必要はありません。

スクリーンマネージャー

• さまざまな入力画面を作成可能です。
• 1画面に入りきらない場合は、ページ機能で複数画面を1レコードに繋げます。
• 入力画面のレコード長は最大32000バイトまで指定可能です。
• EM2013以前で使用していたジョブファイルがそのまま使用可能です（上位互換）
• ASVメーカーを使えば入力画面をさらに簡単に作成できます

フィールドビュワー

• フィールド属性の一覧と設定を行えます。

バリューチェック

• 簡単な範囲チェックや文字制限を設定します。

マクロ言語、マクロエディタ

• 複数項目の相関チェックやデータ編集、マスターチェックなどはマクロエディタを使用して制御します。
• インプットプログラムやアウトプットプログラムもマクロで作成します。

12さまざまなANK・漢字コードに対応可能

EM Professionalでは、入力漢字コードにネイティブなコードを設定することができるため、納品先指定の漢字コードで直接入力することが可能です。

• ANKコードはJISコードかEBCDICコードから選択可能です。
• 漢字コードは13種類（JIS、JEF、IBM、シフトJIS、KEIS、JPES-E、S100、SIS、JIS区点、メルコム、東レ、ユーザ定義2種）から選択可能です。
• 納品データのコードで直接入力することで、コード変換などの手間を省くことが可能です。
• 特殊な連想コードを使用する場合は、テーブルエディタ機能で特殊連想コードを定義することで、お客様に合わせた連想コードが使用可能になります。
• UTF8コードの場合は、出力データをUTF8に変換するアプリケーションを別途ご提供いたします。

13漢字入力はIME入力、KIS連想入力から選択可能

漢字入力にはIME入力方式か、KIS連想方式から選択可能です。

• 入力方式はメニューから「ローマ字入力」、「カナ入力」、「KIS連想入力」うを簡単に選択することが可能です。
• キーボードの種類もJISキーボードや029キーボードから選択可能です。
• KIS連想コード以外を使用する場合は、テーブルエディタで特殊な連想コードを定義しなおすことで、お客様に合わせた連想コードをが使用可能です。

14多彩な管理機能で入力業務をコントロール

業務登録画面

入力案件の業務情報を登録します。基礎入力パターンをパンチパンチコンペア、パンチベリファイ、OCRデータ取り込み、ペーパーエントリーから選択し、納期などを設定しておくと進捗画面で入力工程を管理することができます。

業務コントロール

自動取得する業務の優先順位を設定します。業務をドラッグするだけで簡単に変更可能です。

グループリスト

グループ設定はグループリストで設定します。グループを作成してから割当てるグループにオペレータIDをドラッグするだけで簡単に設定可能です。

データ受入と作業グループ設定

イメージ関連付けしたデータファイルを受け入れるとデータ入力可能になります。1次入力、2次入力、コンペア修正の入力工程毎にグループを指定できます（エントリベリファイ時も同様です）

15オペレーターの登録変更や権限を設定

ユーザーマネージャーでオペレータIDの追加変更やパスワード変更など簡単に行えます。

• 各機能の権限設定も可能です。
• 最大9999人まで登録可能です。

16イメージ関連付けで画像ファイルと入力データを紐づけ

データ入力するイメージファイルは事前にイメージ関連付け機能でイメージファイル数と同じ空レコードのデータファイルを作成します。

• フォルダ構成やファイル名に制限がないため、そのままの構成で取り込みが可能です。
• レコード挿入やレコード削除を使用しても入力データとイメージがズレることはありません。
• ペーパー入力はイメージ関連付けは不要です。

17データメンテナンス機能

データ削除、データ復元、データ破棄

• 不要となったデータはロット単位にデータ削除が可能です。
• 削除したロットは一時的なゴミ箱に格納されているため必要な場合は復元することも可能です。

データファイル単位削除

• 受け入れたデータの中にデータ入力不要のバッチが含まれているなど、不要なデータファイルをファイル単位で削除することが可能です。

ロールバック

• 工程が進んだデータファイルを前工程に戻すことが可能です。
• コンペア工程で2次入力オペレーターの仕様ミスを見つけた場合に、2次工程に戻して入力しなおしてコンペアをやり直すことができます。

エラーリカバリー

• 停電など意図しないシャットダウンや何かしらの問題で入力できないデータが発生した場合は、どのデータに問題が一覧形式で表示することができます。
• 問題あるデータファイルを即座に解除することが可能です。

18リモートデスクトップ接続・マルチユーザー対応

• Windows Serverリモートデスクトップのマルチユーザーに対応してため、シンクラ運用が可能です。
• Windowsリモートデスクトップ接続を使えばテレワーカーや在宅勤務体制も構築可能です。

19仮想OS対応

• VMWareなど仮想OSやVDI環境でも問題なく対応しています。